1月14日火曜日、南あわじ和牛改良組合女性クラブ(以下女性クラブ)10名が視察に訪れ、私は農大畜産専攻の牛舎を案内しました。
 農大の取組として、繁殖牛舎では乳酸菌を飼料に添加しており、その結果、糞尿のにおいが抑えられていることを紹介しました。臭くない牛舎なので、女性クラブのみなさんも関心があるようでした。
 育成牛舎では、子牛にどんな餌をあげてるいるか等、活発に質疑が行われました。
 肥育牛舎では、現在、卒論で取り組んでいる「発酵飼料KMR(カカオハスク※等にブドウ糖液を加え発酵させた飼料)」の嗜好性や産肉成績、生産コストについて高い関心が集まりました。
 人にわかりやすく説明することはとても難しいと感じましたが、女性クラブと有意義な意見交換ができ、とても実りある交歓会になりました。畜産専攻で取り組んでいる卒論が、実際に畜産農家の飼養管理に役立つようにデータ収集等を頑張っていきたいと思います。

※カカオ豆の種皮のこと。カカオハスクは繊維質で固く、チョコレートに加えると口当たりや風味が悪くなるため、チョコレート製造の途中で取り除かれます。SDGsの一環として、飼料としての有効活用を進めています。

1年 畜産専攻(J.A)