アーク溶接の特別教育は、3日間で学科(11時間)と実技(10時間)を行います。

 実技は、装置の設置、防護服・眼鏡・マスク・ヘルメット・革手袋の着用、目を守るための溶接用保護面が不可欠です。初めて溶接を行うと、溶接棒と鉄板が近すぎて溶接棒が鉄板にくっついたり、離しすぎてアーク放電が起こらなかったりしますが、先生に文字どおり手取り足取り指導してもらいます。

 実技1日目はアークを発生させるだけで精一杯だった学生でしたが、2日目になると井桁に組んだ鉄板を仮止めスポット溶接し、すみ肉溶接でしっかり固定出来るようになりました。